外断熱の豆知識

外断熱効果が高い住宅建材

外断熱はシロアリのリスクが高いと言われている理由

外断熱はシロアリのリスクが高いと言われている理由 最近、新築の住宅やリフォームなどの際に採用されることが増えているのが外断熱です。
これはどういったものかというと、これまでのように建物の内側を断熱材で覆うのではなく、構造体の外側を断熱材で覆うおものとなります。
外断熱では建物の外側全体を断熱材で覆うため、断熱性能がかなり高くなるのが特徴です。
しかも、結露も発生しにくくなりますのでカビやダニによる被害を抑えることもできます。
しかし、この断熱方法にはリスクもあると言われています。
それは、シロアリによる被害です。
シロアリは寒い時期は一定の温度に保たれる土の中などでじっとしているのですが、外断熱の家は一年中安定した温度を保てるので、格好の住処となってしまうことがあるのです。
しかも断熱材は直接土に触れる場所にあるため、侵入を許しやすくもなってしまいます。
このため、外断熱を採用する場合はシロアリへの対策をしっかりとおこなっておく必要があります。
例えば防蟻加工をした断熱材を使うといったことや、防蟻メッシュと呼ばれるステンレスメッシュを侵入経路になりやすいような場所に設置するといったことです。

外断熱のシロアリの食害について

外断熱のシロアリの食害について 外断熱とは夏場の外壁からの熱を伝えないようにするのと冬場の室内の温度を一定に保つために、家の外壁に断熱素材を敷くことによって熱の対流を断つ効果を与えます。
エコの観点とエアコンの使い過ぎによる体への負担を考えて断熱を選ぶ人が増えていますが、ただ外断熱には一つだけ弱点があります。
それは外断熱のシロアリの食害です。
シロアリは森林地域に生息する昆虫で腐った木や死んだ昆虫などを食べて生活しています。
なぜシロアリと外断熱が関係しているのかというと、それは湿度と温度が関係しています。
先に言ったとおりに断熱は外からの熱の対流を断ちます。
しかしいくら断熱材を巻いたとしても、家の外壁と断熱材の間には層ができてしまいます。
その層に常に温かい熱と空気中の水分が入り込む状態になると、その部分だけは高温多湿の状態になってしまいます。
シロアリは一定の温度と湿度があるポイントに生息する生き物なので、断熱材を巻いた後にメンテナンスをしないとシロアリ被害を受けることになります。